
転職 看護師を呼び出そう!
「みなさんが辛い原因は、ほんとうに外部の問題だけなのですか?」月並みですが、私が影響を受けた本の1つに、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』(キングベアー出版)があります。
いろいろとすばらしいことが書いてあるのですが、そのなかでとくに心を動かされたのは、「関心の輪と影響の輪」というテーマです。
その内容によると、「人間は、自分でどうにかできることよりも、自分にはどうにもできないことで右往左往する」のだそうです。
たとえば天気をイメージしてください。
いくら雨になってほしくないと思っても、自分・ SEが辛いほんとうの理由ではどうにもできません。
でも、「明日雨が降ったらどうしよう」と1人で思い悩む人がいるのです。
お天気程度で「思い悩む」は大げさかもしれませんが、少なくとも気にする人は確実にいます。
コヴィーはいいます。
「自分が動く(あるいは考える)ことで変えられることだけに注力しなさい」と。
私もいいます。
「みなさん、そうしてください」ちょっと質問のしかたを変えますね。
いまの仕事を続けているのは誰ですか?・いまの仕事を辛いと感じるのは誰ですか?この3点について、みなさん考えてみてください。
キャリアプランニングとはどういうことか?私の会社に相談に来る人の剖%以上は、いまの会社のことを悪くいいます。
こんな世の中ですから、みなさんのいうとおり理不尽なことも少なくないのでしょう。
そして、イヤなことをグチるのも決して悪いことではありません。
グチをいうことで発散されるものもあるのですから。
でも、ここからが分かれ道です。
いまの会社を辞めて転職しようとしている人がいるとしましょう。
仮にAさんとBさんとしますね。
Aさんは、「もっと環境のよい会社に行きたい」といい、Bさんは「もっと自分がやりたいことのできる会社に行きたい」といったとします。
どちらも理解できますよね。
ただ、キャリアプランニングの観点からいうと、Aさんの動機はいまひとつです。
Aさんの思いには、「自分」という視点が欠けているのです。
一方、Bさんは、「自分はOOがしたい」という明確な意思を持っています。
「キャリアを設計する」ということは、「自分」という視点があるかどうかだと私は考えています。
よく、「僕はどの会社に行けば幸せになれますか?」と聞かれるのですが、残念ながら私にはその答えはありませんし、もっと残念ながらその質問をした人は、かなり高い確率で幸せになれそうにありません。
キャリアを考えるとき、いつもその中心にあるのは「自分の意思」なのです。
「自分は何ができて」「何をしているときに活き活きとしていて」「何を大事にして」「何を目指すのか」といったことを考える一連のプロセスを、私はキャリアプランニングの本質だと考えています。
そのうえで、そうした自分の思いを実現できる「場」を選ぶことが大切です。
つまり、キャリアプランニングとは、「己を知り(自分を理解する)←敵を知り(会社を理解する)←(転職や昇進についての)戦略を立て←戦略にしたがって実行する」という流れをたどるものです。
本書では、これからSEのみなさんのキャリアプランニングをサポートすべく、この一連の流れを解説していきます。
己を知るためにも、まずは敵を知っておくほうが効率的です。
「IT業界」とひとくちにいってもかなりの広さです。
おもにアプリケーション開発に従事するSEの人が選ぶ可能性の高い業界に的を絞って解説します。
といっても、ここはあくまでキャリアコンサルタントとしての視点なので、それぞれの業界の特徴や身につく力、その先のキャリアや業界の今後など、キャリアに関するポイントに絞って解説を進めます。
なお、本書では、次の業界(あるいは職種)について取り上げます。
世の中のSEのほとんどが属しているのが、システムインテグレーターではないでしょうか?ハードウェア、ソフトウエア、ネットワークなどを別々に売っていた時代に、「システム開発を統合的に行なう」という意味を込めて生まれた言葉ですが、いまでは「企業の情報システム開発に携わる企業全般」を指すことも少なくありません。
通常に入社した社員は、「プログラマー(PG)←SE←プロジェクトマネジャー(PM)」という順序で職位を上げていきます。
プログラマーは、文字どおりプログラム開発を担当し、原則としてすでに用意された仕様書(設計書)にもとづき、プログラミングを行ないます。
SEの仕事はシステムの全体設計にはじまり、個別のプログラムの設計に至るまで、システム開発の仕様全般に携わります。
場合によっては、クライアント(ここでいうクライプロジェク卜の統括。
予算、スケジュール、要員、ベンダー等を管理要件定義、システム概要設計 詳細設計、クライアントとの折衝あらかじめ規定された仕様にもとづいてプログラムを開発アントとは、システム開発を発注したユーザー企業のことを指します。
つまり、システムを利用する側と解釈してください)からのヒアリングにもとづき、業務要件をまとめたり、新たな業務プロセスを定義することもあります。
PMの仕事は、システム開発プロジェクト全体を統括することです。
管理する対象としては、「予算」「スケジュール」「要員(社員、協力会社など)」「外部ベンダー(ソフトウェアやハードウェアのメーカー)「システム仕様」など多岐にわたります。
もちろん、クライアントとの最終的な窓・としても機能しなくてはなりません。
「独立系については、企業名ではなくグループとして提示したと同様に、複数の企業が垂直的に仕事を。
分業。
しています。
分業といえば聞こえはよいのですが、要はプライムベンダーから二次請け、そして三次請けと仕事がどんどん下の層に降りていく構造です。
ですから、実際に現場で仕事に従事している人たちは、経済的にかなりタイトな状況で働かなくてはならないという現実が生まれています。
仕事の質も階層によって異なります。
要件定義や概要設計など、いわゆる上流工程とされる仕事のほとんどは、プライムベンダーが受け持っていることが多く、三次請けのみなさんは上流工程の仕事に就くチャンスが限られています。
80円は、企業系列に属さない「独立系」、親会社のシステム部門が分社化することで生まれた「系列子会社系」、コンピューターメーカーの情報システム構築部門が分離した「メーカー系」に分類されます。
とくに系列子会社系の場合、もう少しその中身をよく見ていく必要があります。
したがって、単に資本関係だけで系列子会社系を横一線で見てしまうと、思わぬ誤解が生じる可能性があるので注意してください。
もう少し系列子会社系について考えてみます。
もともと系列子会社として親会社から分離独立したのは、どの企業にもおそらく2つの理由があるはずです。
つは,分社化することでコストセンターから脱却し,プロフィットセンター化を狙ったという理由です。
つまり、「社内システムの開発や運用だけではなく、これからは積極的に外のお客さんも獲得して、収益を上げなさいね」ということです。
これに成功した系列子会社は、親会社への依存度がどんどん減っていきます。
もう1つは、ジョブローテーションになじまない部円だったという理由です。
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